(続)HPVワクチンについて
[2025.08.03]
みなさま、こんにちわ。院長の桃園宏之です。毎日、暑過ぎて、日中は外を歩くのすら辛いこの頃、熱中症対策に適切な水分補給は意識しましょうね。本日は、9価HPVワクチンの男性に対して追加承認される話題について述べます。当サイト内でもたびたび取り上げているように、HPVウィルスとは子宮頚がんの原因ウィルスで、ワクチン接種により子宮頸がんのリスクを下げることが証明され世界中で広く接種されています。実は子宮頚がんだけでなく、男性にも関係のある中咽頭がん、肛門がん、性器にいぼができる尖圭コンジローマも、HPVウィルスが原因とされています。9価HPVワクチンとはそのHPVウィルスの中で9つの型に効果のあるワクチンです。現在、日本では小学校6年生から高校1年生に相当する女性のみ、予防接種法上の「定期接種」で、公費助成となっています。男性には現在、4価HPVワクチンのみしか承認されておらず、さらに自費による任意接種のみです。今回、厚生労働省の専門部会が、9価HPVワクチンの効能効果に、肛門がんの予防を追加して、ついに男性にも適応を広げることを了承し、正式承認される見通しだそうです。対象は9歳以上で、接種回数は15歳未満で2回、15歳以上で3回です。定期接種ではないので引き続き、自費での任意接種になりますが、承認されれば接種後に万が一健康被害が出た場合は救済の対象となります。当院では男性に対する4価HPVワクチンはすでに行っていますが、男性に対する9価が正式に承認され次第、速やかに接種できるようにいたします。泌尿器科クリニックの使命として、男性側からのアプローチで、将来、子宮頚がんになってしまう方を少しでも減らすことができるよう、また男性自身の肛門がんや尖圭コンジローマの発病予防にも寄与できるよう、引き続き取り組んでいきたいと思っています。本日は9価HPVワクチンに関するホットな話題でした!
